日本の住宅数は飽和状態
ESSAY繰り返される ” 駆け込み需要 ” に違和感を覚えます。
日本の住宅市場はすでに「飽和状態」を通り越して「大幅余剰」。
総務省の調査によれば、総住宅数約5800万戸に対して総世帯数は約5040万世帯と、約760万戸の空き家を抱えています。
そんな中 住宅着工は上期5年ぶりの高水準 。。。
住宅市場の活況がピークに近づきつつある。国土交通省が31日発表した今年上期(1~6月)の新設住宅着工戸数は前年同期比8.6%増の45万1063戸だった。
上期としては5年ぶりの高水準。住宅ローン金利や住宅価格の先高観などが背景にある。来春の消費増税が予定通り決まるかをにらみつつ、駆け込み需要は年内にも息切れしそうだ。
来年以降の反動減を懸念する声も広がってきた。
1997年の増税後の大幅な反動減・・・・あの時と同じ事態にはならないのでしょうか?
目先の経済回復の起爆剤として繰り返される、不動産の駆け込み需要。
我々不動産業界に携わる人間、また消費者一人一人が真剣に考えなけばならない時期に来ていると思います。